日本海 旅日記

旅、３日目

　今日は、宿根木の街並みを見ればいいと思っていたので、その前にパチンコをする。パチンコなど、あまりしないのだが、旅の資金になれば…、旅の運勢を占う意味でトライした。しかし、負けがこんでしまった。シマッタ。
　宿根木に行く途中、たらい船で有名な小木に向かう。ハンバーグカレーを頼むと、すぐにまた現れて御飯が無くなって、今炊いている最中だという。じゃ、海鮮釜飯をと頼むと烏賊釜飯の方が茶碗蒸しもついてお得ですよと言われ、一番最初にお勧めしていたものに決まった。

　宿根木の街並みは予想通り素晴らしいものだった。公開している民家に入り説明を聞きながら回った。最後に太鼓のポスターが目に止まった。そういえば、佐渡は太鼓集団『鼓動』の本拠地なのだ。説明してくれた人にどこですかと聞くとこの上の方です。と言う答えだった。早速、鼓動の活動拠点を目指して車を走らせた。山の中に進み、こんな所で…と思っていると立派な建物が見えてきた。

写真を撮ってこれで満足していると、スタッフらしい女性が現れた。演奏者は？と聞くと、皆さん各地に演奏しに行っていてここには残っていないということだった。しかし、明日地元の能舞台で演奏するため何人かは上で練習している。良かったらそちらに行ってみたらと言われた。

　早速移動しようとすると誰もいませんが事務所でもご覧になりますか？と私に気を使ってくれたが、練習場面を見たい思いが溢れて、丁重にお断りした。練習場所に着くと休憩中らしく音は聞こえない。スタッフの人と話をしていると、太鼓が鳴り出した。

　２階に上がって邪魔にならないように見ていると、なんやかやと説明をしていただいた。展示室やらも見学していると時間がきたらしく練習は終わりになった。

　すると、中を見ますかと言うので、是非見せてくださいとお願いした。中には凄く大きなケヤキの太鼓が置いてあった。

　音を聞くと倍音が多いせいか深みのある音だった。太鼓の作り方の話も聞くことが出来て非常に有意義だった。

　今日の夕食は、別の場所でしようと良さそうな所をぐるぐる探し回った。良さそうな場所が見つかった。『さと』という居酒屋で、女性が一人で切り盛りしていた。料理も話もおもしろく身の上話などで花が咲いた。