日本海 旅日記

旅日記　13日目

　居酒屋の駐車場から石見銀山を目指して逆走する。途中でパトカーに止められ、何だ違反はしていないのにと思いながらも停車して聞くと、岩手ナンバーだから珍しいと思い止めたということだった。『なんのこっちゃ』と思ったが愛想良く話を終えた。

　石見銀山に着いたがどこをどう見ればいいか分からない。そこで、観光客にどうするのか聞いてみると、下の街並みを見るコースと、掘った坑道を見るコースがあるらしい。ガイドに聞くと電動自転車で行くのがお勧めだという。普通の自転車ではどうかと聞くと、そういう観光客もいるという。自転車を車から降ろし、間歩(まぶ)を目指して登り始めた。乗って５分もすると息も絶え絶えになってきた。これはやばいと思ったが戻るのも厭だししょうがないからそのまま登ることにした。やっとの事で辿り着いた。中は佐渡より小さいものの予想通りだった。大変な労働だったことが伺える。帰りは、ずっと下り坂だったので快適にあっという間に着いてしまった。

　その後、砂時計記念館みたいなところに入った。700円の入場料は高い。動く砂の作品をじっと見ていたが砂が入らない場所がある。帰りに受付で聞いたら、砂の量が減ってしまったということだった。建物は立派だった。

　その後、ホルンフェルスという地層がよく見える所に立ち寄った。

　萩にふらっと寄ってホテルを探したが、あまりなくて、まして街中は暗くて探すのを諦め、鶏肉専門店で夕食。その駐車場で就寝。