中南米旅日記

旅日記8日目
・今日は、ティオティワカンに行く日だ。ホテルの入口で待っているとそれらしい人がやってきて、探している様子だ。しかし、私には目もくれずロビー内を探しに行った。私は追いかけて、わたしを捜していませんかと聞きました。すると、現地人とばかり思っていたということでした。明らかにメキシコの人とは違うと思うけどなぁ…。車に乗ると30代と思われる日本女性が二人乗っていました。今日は3人だけですと言われ、今日は楽しい一日になるぞと思った。
・まず、混み合わないうち教会の見学をした。地盤が弱いために建物がかなり傾いていることが分かる。これは、やばいぞ!ここは、マリア様が現れた場所として有名で、バチカンでもマリアが現れた場所として認定しているということだった。

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・2時間ぐらい車で移動して、ティオティワカンに到着した。全体像を見る前に、入口の方で住居跡などを見学した。とにかくたいしたものだ。広さといい建物の規模といい、さすが世界遺産と思った。といっても、今回の旅行でみたいと思っている所はすべて世界遺産なのだ。右の写真は『太陽の神殿』と呼ばれている。太陽の神殿は、頂上まで登ることができる。一緒に登っていたエチオピアから来たグループが、頂上で輪になって天に向かって何か唱えている。ここは、パワースポットとしても有名だ。UFOが飛んで来るのでは…という気持ちになった。

・その後、3人でメキシコ音楽の生演奏を聴きながら昼食を食べた。それにしても、メキシコのアベックって人前でも濃厚なキスをするので目のやり場に困るくらいだ。若い若くないに関わりない。日本女性2人も見たいようでもあり、見たくないようでもある。そんな感じで見ていた。
メキシコシティーに戻って、街中の名所を歩きながら説明を聞いた。それにしてもガイドのじいさんは歩くのが速い。お陰で足を攣ってしまった。運動不足がこんなところで禍するとは…。メキシコに住んで30年ということで、スペイン語も流暢だ。旅行で来てそのまま住み着いたらしい。なんとかなるものですと話していた。

旅日記9日目
・月曜日に休館日に行って恥をかいた国立博物館にメトロバス、地下鉄を乗り継いで開館と同時に入館した。エントランスで日本語のガイドブックを買って一番目の目的マヤ館に入った。すごい作品群でじっと見ているとすっかり疲れてきたので、カフェで休憩することにした。ガイドブックをよく見ると、マヤ館でさえ見てないものが一杯あることに気がついた。慌てて見るとろくなことはない、ここはじっくり腰を据えて見学しないとせっかく来たのに見ずに帰っては後悔することになる。そこで、今度は建物ごとにくまなく見学することにした。すると、見落としていたものや見ずに回っていたことがよく分かった。

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・ブラジルとの交流年とかでブラジルと交流事業を行っていた。その中でコーラスのグループも招かれて演奏を発表していたのだが、指揮者とピアノ伴奏者の呼吸が合わ ず、指揮者は伴奏者の演奏に首をひねっている。こんな合唱はめったに聞けないのでずっと聞いていたかったが、あんまりなのでやめることにした。

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・ホテルに戻って、今晩は日本料理を食べようと決意して『東京』というレストランに行くことにした。道に迷っては大変だと思い、タクシーの運ちゃんがたまっている所へいって地図を出し、ここに行きたいんだと言うと、誰一人その店を知っている人がいなかった。みんなが尻込みする中、大体の場所は分かるからということでリーダー格の男性が、乗せていってくれることとなった。しばらく乗ると近くに着いたらしいのだが、その店には行き着かない。
 この辺だと思うからということで降ろされた。運ちゃんの指差す方に歩き出したが、ちょっと違和感を感じたので道行く人に聞いてみると、反対方向だった。何だよ!あの運ちゃん、と思いながら歩いていると見えてきた。料亭風のエントランスを入り2階に上がると、日本語で迎えてくれた。ビールとつまみを頼み、電子ブックで本を読んでいると、刺身が運ばれてきた。怖々食べてみると、これが非常に美味しい。日本で食べるより美味しいかもしれない大喜びで食べていると、日本人のオーナーが話しかけてきた。久しぶりに日本語で話をしたという気持ちになった。

【旅のちょっこっとガイド】

【1ヶ月ぐらい旅行すると、当然暇をもてあます時がある。そんな時に役に立つのが本である。以前、インドネシアに旅行した際に文庫本を20冊くらい持って出かけた。成田のチェックインカウンターで重さを量ってみると25㎏だった。優しい顔したお姉さんが、「2㎏はおまけしますので、3㎏分はお支払い下さい。」と言った。3キロ位なら高額にはならないと思い、お金を払いに行くと、なんと15,000円だと言われた。成田に本を捨てていくわけにも行かず、泣く泣く支払ったことがあった。悔しい思いをしたので、帰国して電子ブックをすぐに購入した。読みたい本をインターネットサイトでダウンロードし、電子ブックに移し替える。無料の本も一杯あり、今回の旅行では20冊分持って行った。20冊でも足りなかったが、同じ本を何回も読んで時間を持て余すことはなかった。】