中南米旅日記

旅日記7日目

ティオティワカンの日本語ツアーを申し込むために東洋ツアーという会社を目指して、メキシコシティの街を探索。ホテルから地下鉄の駅まで歩く。意外と遠いなぁと思っていると目的の地下鉄とは違う駅にたどり着いた。さてどうやって乗れば良いんだろう、まずは必ず駅にいる警官に聞く。するとキップを買う場所はあそこだと教えてもらい、そこで目的地を言うと40ペソだと言うのでお金を出すと、紙が8枚綴りで渡された。他の乗客の様子を見ていると自動改札口にキップを入れている。日本のように先から出るわけではない。ということは、一律料金でどこまでも行けるパターンだなと分かった。何で8枚綴りを買わせたのか分からないところではある。路線図とにらめっこで乗った地下鉄ではあったが、逆方向に乗ってしまったことが二駅目で判明。乗り換える。一回外に出なければならない格好だ。それにしても駅の構内の物売りの声、そのでかいことといったら驚きの大きさだ。もう一つ日本では考えられないことが、車両の中での物売りだ。遊び道具だったり、CDだったり、CDの場合は背中にスピーカーを背負って曲紹介をしながら売っている。
・乗り直して目的の駅に着く。電話をかけても日本人が出ないので自分で場所を探さなければならない。この辺だと思われる場所を探すが見つからない。コーヒーショップで場所の検索をかねてブレイクタイム。ここに行きたいんだけどと言うと、会社に電話をかけてくれて詳しく説明してくれた。これなら大丈夫と会社探しを再開したが、どうしてもたどり着かない。

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・東洋ツアーの会社に行くことはあきらめて、メキシコ観光に電話する。すると最初は現地の人が出たが、ちょっと待ってくださいと言うと日本人に変わった。そこに行きたい旨を話すと、メトロバスがあるのでそれを使って来て下さい、という話だった。すぐにメトロバスの路線が見つかった。でも、どうやって乗るのか分からない。他の乗客の様子を見ると、皆カードを持っている。それを入り口のバーの所にある部分にかざしている。まず、カードを買わなければならない。自動販売機みたいな箱にお金を入れてみるあっちこっち動かしているうちにカードが出てきた。これは良いぞ、と乗ろうとするとバーがロックされたままだ。何だよ!と思っていると警官がやってきてお金が入っていないから自販機でお金を入れろと言われた。パチンコの貯玉のようなものらしい。20ペソ入れた。1回の乗車が5ペソだから、4回は乗れるわけだ。じゃこのカードを買うために使ったお金は何なのよ!と思った。

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・メトロ駅を降りると、地図に沿って歩き出した。日本大使館のそばなのですぐかなと思っていたらこれまた結構な時間がかかった。よく地図を見たら、日本大使館別館を見ており、実際の日本大使館はもっと先だった。おかしいなと思って街の人に聞いたら、そっちの人に聞いてみたら…と言われたので植木に水をかけている人に聞いてみたら、なんと日本人だった。こんな迷っている時、日本人には聞けるのはうれしい限りだ。
・聞いていたとおり日本大使館が見えてきた、しかしメキシコ観光は見えない。隣のはずなのにと思って、電話をかけると若い男の人が出て、「そこで待っていて下さい。迎えに行きますから」と言われ待っているとすぐに現れた。よく見ると隣のビルの2階にメキシコ観光と書いてある。あれ?全く気がつかなかった。メキシコで何かを探すのは大変なことなんだと分かった。事務所に上がる途中トイレがあったので、「トイレに寄ってから…」と言うと、なんと「待ってください。」と言われ何だろうと思っているとトイレの入口の鍵を持ってきた。「こうしないと勝手にビルに入って使われるの…。」という話だった。
ティオティワカンの日本語ツアーだけを予約するつもりだったが、パ・レンケ遺跡見学を思い立ち、ビジャエルモッサまでの航空券とホテルを予約した。ドルでの支払いは駄目だというので、クレジットカードでの支払いとした。手数料は、3%。
・やれやれという思いで、昼食場所を探した。すると、『みかど』という日本料理の店が近くにあったことを思い出した。歩いて行くと開店したばかりだった。最初は、私一人だけだったのだが、来るわ来るわ!現地の人達でたちまち店は満員となった。旅行して思うことの一つに日本料理の多さである。一時期はどの都市でも中華の店が一杯だったが、 今は日本料理店が取って代わろうとしている。カロリーが少なく時代に合っているからなのであろう。
・昼食をとって国立博物館に行くことにした。地図で見ると近いのに歩いてみると遠かった。それでも、テクテク歩くうちに博物館に着いた。色んな人が入っていくので自分もと思って入ろうとすると駄目だと言われた。しょうがないので、玄関の前で様子を見学する。すると、結構入っていく。こんな理不尽なことがあって良いのか、これは国際問題になるぞ、と思ってメキシコ観光に電話をかけて聞いてみると、「博物館は月曜日休館です。」とこともなげに答えられてしまった。あの入っていった人は、学芸員か、研究のために出入りしていると言うことだった。休館日ならそれも納得だと、怒りの矛先を降ろしたのであった。

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・ホテルにに帰ろうと思って地下鉄の駅に向かう途中で、おっさんが時間を聞いてきた。教えてやると地下鉄まで案内するという。歩いていると、私のサンダルを拭くではないか。地下鉄の駅が見えてくるとお金をくれと言われた。外国では、こんなこともあるので、小銭をやるともっと大きなお金をくれと言われた。『odazunayo!おだずなよ!』(方言で、ふざけるな!の意味)と思いつつそれ以上のお金は払わず地下鉄に乗った。
・朝乗った地下鉄の駅にたどり着いたが、もっとホテルの近く行き着く方法があるはずだと思ってホテル近くのメトロバス駅に着きたいと思い、道行く人に行き方を尋ねるとこのバスで3駅目で降りると近いと言われた。でも、降りた所は見たこともない場所だった。どこなのかも分からず、街行く人に聞いても、人によって答えが違うし、こり ゃいかんなと思って歩き続けると見覚えのある航空会社のビルが見えた。この街歩きのお陰でメキシコシティーの街にも愛着ができた。

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